我が家のWi-Fiルーター置き場は、NTT光のONUだけに留まらず、QNAPのNASが重鎮していたり、ダイソンの充電スポットとなっていたりして、頑張っても電源コードを隠しきれず、精神的に見たくないスポットになっていました。
その写真がこちらです。
リビングの入り口で出入りが多いこともあり、ホコリが異常に溜まるのです。しかし、コードが邪魔で掃除しずらいという二重苦を抱えていました。
それに、こう触って欲しくない場所ほど、子供って執拗に触りたがるんですよね。以前、子供が電源タップの主幹を抜いてしまって、1万円以上したWi-Fiルーターがぶっ壊れた経験もございます。今回はNASも置いてあるし、子供ちゃんには極力触って欲しくない。
精神的にもう我慢ならんとて、今まで避けていたケーブル収納ボックスに手を出してしまった訳です。
避けていた理由は、ずばりモノの割に値段が高いこと。だって、ただのプラスチックの箱が3,000円近くするんですよ!どうしてこんなに高いのか納得できない商品だったので、あれば便利なのは分かっていたけど、避けていたのです。ただの使わず嫌い、ですね。
よくよく調べてみると、比較的安価な収納ボックスが出ていたので、サンワサプライ製の ケーブル&タップ収納ボックス CB-BOXシリーズ を購入。S・M・Lの3サイズ展開があったので、棚のサイズと勘案して一番小さなSサイズ(品番:CB-BOXP1WN2)を購入しました。
背景のソファーの色が奇抜すぎるので、白色の収納ボックスがとても映えますね。
この収納ボックスは天板・両サイド・表面の計4箇所にケーブル導入用の穴が空いています。この手の収納で心配なのは熱がこもること。きちんと排熱も考慮されていて、この大きめの導入口と底面の穴から排熱して、熱がこもりにくい設計になっているようです。
底面は排熱用の空気口と、滑り止めゴムがついています。1,000円台で購入できるのに、予想以上にしっかり設計されています。Amazonでのレビューも良い訳ですね。
万が一、発火してしまった際も考慮して使用しているABS樹脂は難燃性も有しています。[燃焼性 UL94 V-0]という規格を取得していて、調べてみると小さな炎が数十秒接触しただけでは燃えない程度の難燃性能を有しています。
私が使用しているQNAP NASのACアダプターには極太の3ピンケーブルがついています。昔のパソコンやモニター、オーディオ機器には極太の3ピンケーブルがつきものでしたが、最近は自作パソコン界を除くと目にする機会が減ってきましたね。
収納ボックスに、3ピン電源ケーブルが太い!長い!で取り回しが非常に困難だったので、簡単に取り回せるよう代替品を購入しました。
コード長は34センチと非常に短いので、今回のようにACアダプタとコンセントが接近する場面でしか利用できませんが、用途を限ってしまえば取り回しは非常に楽になります。注意点はプラグ側にアースがないので、アース推奨の危機には使用できません。私の場合は、そもそもコンセント側にアース端子がないので、これで十分なのです。
ケーブル直径も小さくなるので、使用する機器の消費電力にも注意です。このケーブルは、許容電圧 125V /許容電流 7Aなので、最大700 Wまでの機器に使いましょう。 数十Wしか消費しないNASであればこれで事足ります。
あとは上手いことボックスに収納していくだけです。パズルのように悩みながら10分くらいで収納しました。
6口のコンセントタップとACアダプタを4台収納しました。上部から見るとスペースに余裕がありそうに見えます。
ケーブルをすべて収めきったところ、収納ボックスの高さまで占用してしまいました。排熱を考慮すると、このあたりの詰め込み具合が限界でしょうか。
収納ボックスのおかげでネットワーク機器間の距離をギュッと近づけることができました。LANケーブルは専用工具で短いケーブルを自作して、無駄な余長が生まれないようにトコトンこだわりました。
収納ボックスを置く前は、ごちゃごちゃしていたケーブルが無くなって、一気にスッキリしました。妻からも「変なおもちゃを買う前に、どうしてもっと早く白い箱を早く買わなかったの」と褒められる始末。てへぺろ。
久しぶりに安いのに満足な一品に出会ったので紹介させていただきました。