パナソニックの音波振動歯ブラシ「ドルツ」が水没し、壊れてしまったので、別のドルツEW-DA51を買った話

ドルツとの出会い

それは2016年の春の頃。
今まで殆どお世話になった事がない歯医者にひょんなことで伺った際、頼んでもいないのに歯石除去をされ、痛い思いをしながら何度か通院。

診断の結果、自分が思っているよりも歯がよろしくない事を自覚し、このままではダメだ。でも歯磨きに苦労はしたくないとそう思うのは当然のこと。じゃあ大好きなガジェットに頼ろう、そう購入してしまったパナソニックの音波振動ハブラシ「ドルツ」。型番はEW-DE24で当時11,000円弱。

他の機種の選択肢として、BRAUNやPHILIPSがラインナップされていたけれど、BRAUNは過去に電動ひげ剃りで大失敗していたので、あまり買う気になれなかった。そのあと購入したひげ剃りがパナソニックで落ち着いていると、なんとひげ剃りと電動ハブラシの「充電器が共通」という思いがけないメリットもあり、パナソニック製に決めた。

電動歯ブラシは子供の頃少しかじった程度で、その後は20年以上普通のハブラシを使っていたので、どんな感触だっけと恐る恐る試してみたところ「オヒョヒョヒョヒョ・・・」と、そのくすぐったさに最初は戸惑い、歯磨き粉は飛び散るし、いやどうやって歯を磨けば良いのか戸惑いつつ、かれこれ2年以上愛用してきました。

だって、想像以上に歯はツルツルになるし、歯と歯の間の食べかすが落ちるという感覚が分かるくらい、従来の歯ブラシとの効果の差が歴然だったから。これは一度使ってしまうとなかなか元には戻れないし、旅行用にポケットタイプを持ち歩きたくなるのも理解できる、そんな製品だった。

ドルツの分解。そして別れ

しかし、そんな愛用していたドルツがこのところ、おかしい。電源スイッチが入りづらい、というよりも押しているのになかなか起動しない。電池残量はたっぷりあるようなのにと思い、分解することとした。

ここから先はあまりヘルスケア向けの家電としてはキレイな話ではない、注意して欲しい。

さて、本体に1つしかないネジを外して見たところ、驚愕の事実が判明した。

ドルツ EW-DE24のネジを外し、蓋を取る
ドルツ EW-DE24のネジを外し、蓋を取る

蓋を取ると防水用のゴムパッキンがあったので、それも取る。あとは筒の中の本体部を上の方に押し出せば分解できる。

ドルツ EW-DE24の中身。うっすら、いやしっかり濡れていた !
ドルツ EW-DE24の中身。うっすら、いやしっかり濡れていた !

分解した瞬間、中身の基盤に水分が付着していたのがショックだったが、それと同時にものすごい異臭が鼻を突いた。鉄分の匂いと腐卵臭の匂いの中間だろうか。まずはそっと元に戻してしまうくらい、嫌だった。

本体の金属は錆び、異臭が漂う
本体の金属は錆び、異臭が漂う

基盤の裏側はもっとひどかった。金属の錆の状況からして、かなり以前から内部への浸水があったのであろう。今回の原因としては、浸水による基板上にあるICの故障といったところか。

さて、このドルツ、防水設計は「IPX7」であり、規格の上では「一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない」ことから、普段使いで浸水するものではないだろう。推測ではあるが、水滴の状況からして本体上部パッキンからの浸水だ。

家電製品が短命(2年6ヶ月)で故障したのは久しぶりのことでショックではあったが、何よりオーラルケア製品の中身がこのようになってしまうことが一番嫌だった。ドルツ&浸水で検索しても同様の事例が無かったので、運が悪かったのだ、そう言い聞かせた。仕方がないので、普通の歯ブラシの人に戻った。

結局またドルツを購入

普通の歯ブラシ人間でいられたのも束の間、やっぱり電動歯ブラシが欲しくなってしまった。あの 「オヒョヒョヒョヒョ・・・」の感覚が忘れられなくて、性懲りもなく、新型のドルツ EW-DA51 を買うことにした。最初のドルツを買ったときのような、電動歯ブラシメーカーを選ぶような躊躇は無かった。

今回購入したドルツ EW-DA51。前回購入したドルツと比べて、歯ブラシの種類が多い
今回購入したドルツ EW-DA51。前回購入したドルツと比べて、歯ブラシの種類が多い

電動歯ブラシ ドルツ 白 EW-DA51-W
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開けてビックリしたのが、充電スタンドが旧式のものと全く同じである。(またひげ剃りと充電器が共用できる!)

左が旧式で水没故障したもの。右が購入したEW-DA51
左が旧式で水没故障したもの。右が購入したEW-DA51

比較してみると、
・サイズが一緒。旧式のサイズに慣れていたのでこれは嬉しい。
・蓋がシルバー色(金属ではない)。オシャレ
・ガムケアモードの追加。専用ブラシで歯肉・歯茎のマッサージが出来る

EW-DA51に付属しているブラシ類。 左から
密集極細毛ブラシ, シリコンブラシ,マルチフィットブラシ, ポイント磨きブラシ,
EW-DA51に付属しているブラシ類。 左から
密集極細毛ブラシ, シリコンブラシ,マルチフィットブラシ, ポイント磨きブラシ,

付属のブラシが多くて使わけが大変だー!面倒臭がりな私は、マルチフィットブラシ(普通)と 密集極細毛ブラシ(軟らかい)を主に使っています。

今回は浸水せずに、長年使えるといいな
今回は浸水せずに、長年使えるといいな

というわけで、また同じパナソニック製のドルツを購入してしまった訳ですが、今回は使用後にタオルで拭くなどして大事に大事に使っています。長い間元気で動いてくれますように。

電動歯ブラシ ドルツ 白 EW-DA51-W
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5 COMMENTS

R

コメント失礼します、検索から辿り着きました。
私は分解こそしてないのですが、6年で4台のドルツユーザーです。。。

昨年買ったものが先日壊れ、現在修理中。
先代はメーカーで確認したところ、パッキンからの浸水でした。
おおよそ1年から2年半で毎回動かなくなるので、パッキン部分が緩い作りなんだと
思います。

それでも歯はツルツルになるので愛用しているのですが困ったものです。。

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mimo mimo

コメントありがとうございます。
6年で4台となると、お財布に優しくないですね。それでもまた購入してしまうのはとても分かります。

記事で浸水報告したEW-DE24も底部のネジが若干緩んでいた感じがしました。
買い替え後、EW-DA51を2年半使っていますが、今のところ問題なさそうです。
浸水を経験した後からは、面倒ですが毎回使用後にタオルで水気を切るようにしています。

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EW-DL34ユーザー

EW-DL34が先週亡くなりました。
電池交換が必要かなと、電池を注文し、電池が届いたので中を開けたら
浸水と錆が・・・
そこで浸水被害ってどのくらいあるのかなと、検索してここにたどり着きました。
自分は3年6か月でした。もう少し防水をしっかりしてほしいところですね(^-^;
※以前も浸水被害(故障)があり、使用後はタオルでふくようにしてその期間でした。

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mimo mimo

コメントありがとうございます。
私も今のドルツ(EW-DA51)を購入してから3年以上経過していたので、内部が気になり早速バラしてみました。

汚らしい画像で申し訳ないですが、浸水はなかったもののOリング付近へのカルキの付着が目立ちました。簡単に洗浄してもとに戻しましたが、まだまだ使えそうです。
3年使用したEW-DA51の内部

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