5年前にGarminのスマートウォッチを買ってからというものの、毎日腕時計をつけ、歩数やランニングなんかのアクティビティを記録する癖がついてしまってるんですが、唯一面倒だったのが、体重の記録。
体重計に乗って表示される数字に一喜一憂しながらも、肝心の体重をGarminアプリへ入力し忘れてしまうんですね。
このIoTの時代、ラクして記録したいじゃんとのことでAnkerの体重体組織計「Eufy Smart Scale P3」を買ったんです。
この「Eufy Smart Scale P3」は体組織計としては珍しいWi-Fiで通信するモデルで、ありがちなBluetoothで通信するOMRONやTANITAの体組織計と違ってスマホがいらない。これがめっちゃ便利。
体組織計がWi-Fi経由でAnkerのサーバと通信して測定した体重や体脂肪率をクラウド上に保存、それをスマホアプリで閲覧する仕組みになっている。
デザインもおしゃれだし1万円以下とアンカーだし非の打ち所がないはずなんだけど、使って初日で気付いた決定的な欠点がある。それが
「体重の差があまりにもありすぎる」
これまで使っていたTANITAの体組織計はどんなに上に乗っても決して痩せなかったが、このEufy Smart Scaleは乗って降りてを繰り返すだけでプラスマイナス4kgくらい平気で痩せたり太ったりする。そう、気まぐれさんなのだ。
いやいや、計測精度の仕様を見ても「±100g」って書いてあるし故障品かな?と思って返品しようとしたとき、ネットでとある投稿を見る。
いまの薄っぺらい体重計はフローリングとか畳みたいな柔らかい場所では使い物になりませんよ。コンクリートのような硬い場所なら誤差が出ませんよー。
なんだってー!
というわけで、家の中で最も硬そうなタイル地の玄関にEufy Smart Scaleを持っていき、上に乗ってみるとTANITAの体組織計と同じ体重が表示されるではありませんか。
すごいよTANITA。さすが日本メーカー
ちゃうねん。
この「Eufy Smart Scale P3」をどうにかしないといけないのだ。でも使うたびに玄関に持っていくのはアホくさい。だけど家は全面フローリングで硬い場所なんて無いし。
そんなとき、藁にもすがる想いでネットで見つけたのが、WOOD×WORKS「体重計用の敷板」。なんともネーミングが直に心へ伝わってくるではありませんか。お値段も安いのでさっそく買って試してみることに。
この敷板を下に敷いて体重を量ってみると、これまで悩ませていた体重の誤差がなくなり、TANITAの体組織計と同じ体重が計測できるようになった。
こんな敷板一つで体重が正確に量れるなら、メーカーも付属品としてつけても良いのでは?と考えてしまうくらい絶大な効果がある。
フニャフニャのフローリングが多い日本特有の住宅事情のせいかもしれないが、こんなので★1レビューを付けられたりサポート対応しないといけないメーカーも可哀相だ。
また、この敷板があることで正確に体重が量れること以外のメリットもあった。
この体重計用の敷板はラワン材の合板で、フローリングでほどよく滑ってくれる。この滑りを活かして、使わないときは棚の下の隙間に収納している。お行儀が悪いが、手を使わずとも棚の下から体組織計を足で引っ張り出して、足で片付けられるのはホント楽だった。
この敷板を買ってからというものの、体重を量ることが以前より楽しく、自然と使う頻度も増えていった。体重計や体組織計の誤差にお悩みの人にはオススメの逸品なので、騙されたと思って買ってみて欲しい。