FLEXISPOTにおすすめ!美しくケーブルを収容できる配線トレー

ケーブル配線トレー_CB-CTERD4

FLEXISPOTの昇降デスクは手軽ながらに自分好みの天板を取り付けられることができることが魅力の1つ。ただ、昇降デスクということもあり、ケーブルの取り回しに悩んでいる方も多いのではないだろうか。

真っ先にケーブル収納ボックスを用いる方法が思いつくが、収納ボックスの置き場やデスク昇降時のケーブル取り回しに困ってしまう。また、テーブルのフチにクランプで設置するケーブル配線トレーの場合は、どうしてもクランプ部分が机に掛かってしまうので、デスクの見た目がイマイチになってしまう。

できる限り美しく、デスクまわりのケーブルをスッキリさせたいと考えて購入したものが、「サンワサプライ ケーブル配線トレー ERDシリーズ専用タイプ」だ。

なお、この製品はDIY(天板へのドリル穴あけ)が必要になるため、電動ドリルを持っている方向けの紹介となる。ドリルがなく手軽に配線トレーを取り付けたい場合は、クランプで固定するする「汎用タイプ」を選択されたい。

ケーブルトレー CB-CTERD4
サンワサプライ
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サンワサプライ製ケーブル配線トレーの特徴

デスクへ設置可能なケーブル配線トレーをネットで探してみると、商品の選択肢が少なく、モノの割に高価と感じた方も多いのではないだろうか。

その中の選択肢の1つとして表示されるのが、サンワサプライ製のケーブル配線トレーだ。

サンワサプライは「汎用タイプ」と「ERDシリーズ専用タイプ」の2種類を展開しており、両者の違いは以下の通りになっている。

  • 汎用タイプ:机のフチにクランプで設置。工具不要で手軽に設置できる
  • ERDシリーズ専用:天板の裏にネジで固定。サンワサプライ製の昇降デスク向けの製品
汎用タイプ(クランプ固定)
CB-CT4ケーブル配線トレー ワイヤー Sサイズ 汎用タイプ
▲CB-CT4 ケーブル配線トレー Sサイズ
ERDシリーズ専用タイプ
CB-CTERD4ケーブル配線トレー ワイヤー Sサイズ ERDシリーズ専用
▲CB-CTERD4 ケーブル配線トレー Sサイズ

デスクへの固定方法の違いを除けば、汎用タイプのERDシリーズ専用タイプも変わらない。両シリーズとも他社製品と比較し、トレーが頑丈な作りで耐荷重が大きいことと、トレースペースが広いため余裕を持った配線取り回しができる特徴がある。

例えば、最も長さが短いSシリーズでは耐荷重が6kgもあり、OAタップやACアダプターを乗せた場合でもまだまだ余裕がある。また、デスク昇降時にOAタップのケーブルに少々の負荷(たるみやひっぱり)があっても簡単にトレーは外れないだろう。

サンワサプライ製配線トレーの実売価格は約4,000円程度で決して安くはないが、製品の品質が高く、最終的にコスパ良しのツールだと感じている。

もちろん、手軽に設置できるのは名の通り汎用タイプだが、私の場合は「クランプ設置が嫌だ」という変なこだわりから、天板ネジ固定のERDシリーズ専用タイプを選択したワケだ。

ERDシリーズ専用配線トレーの固定方法

サンワサプライで販売しているERDシリーズという昇降デスクには、もともと配線トレー固定用のネジ穴が天板裏に設けられている。そこに付属のネジでトレー金具を固定するシンプルな製品だ。

つまり、任意の天板にERDシリーズ専用の配線トレーを固定するのであれば、ERDシリーズの天板と同じ位置にネジ穴を設けてしまえば良いだけのこと。

事前準備

サンワサプライの製品サイトから配線トレーの取付説明書をダウンロードすることができるので、事前に取付け用のネジ仕様を確認しておいた。

配線トレーの固定金具と付属ボルト

私が購入したSサイズの配線トレーは、「M6×12」のボルト2点×2箇所で固定するため、次の部材を用意した。

左:9mmの木工用ショートビット
右:M6×13の鬼目ナット

天板側にネジ穴を設けるため必ず必要になるのが鬼目ナットだ。ボルト側がM6×12なので、鬼目ナットは「ムラコシ製 鬼目ナット D-M6×L13」を4つ用意した。

鬼目ナット Dタイプ 【M6×13】5個入
ムラコシ
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また、この鬼目ナットは直径8.7~9.0mmの下穴を開けよとのことなので、9mmの木工用ドリルビットも用意した。私が持っているブラックアンドデッカーの電動ドリルには8mmまでのドリルビットしか付属していなかったためだ。

先三角ショートビット 9mm
スターエム
先三角ショートビット 9mm
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年に1回程度しか使う機会がないものの、持っててよかったブラックアンドデッカー

18Vリチウム マルチツールベーシック
ブラックアンドデッカー
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鬼目ナットの下穴を開ける

先に配線トレー側を組み立ててしまい、取付位置の位置決めを行う。その際に天板側へ穴あけ位置を鉛筆でマークしておけば、後はマーク位置へ下穴を開けていくだけだ。と言うのは簡単だが、高価な天板なのでとても緊張した。

ドリルビット側にビニールテープで穴あけする深さのマークをつけておく

長さ13mmの鬼目ナットを埋め込むので、13mm以上の下穴が必要だ。

下穴はこんな感じ

今回、絶対に失敗したくなかったので、狙ったところへ簡単に下穴を開けられる先三角木工用ショートビットを用意した。普通のドリルビットと比較すると穴あけの安心感が全然違った。

左:先三角木工用ショートビット
右:普通のドリルビット

鬼目ナットを取り付ける

下穴が空いたら鬼目ナットを強く押し込み、6mmの六角レンチで締めていく。

鬼目ナットのフチが天板とほぼ水平になるまで埋め込めば完了だ。

鬼目ナットを使ったDIYは初めてだったが、思ったよりも簡単だった。これをマスターすればDIYの幅が大きく広がるのは間違いなしだ。4つの鬼目ナットの取り付け作業は45分ほどで完了した。

配線トレーを設置し完成

あとは配線トレーを付属のボルトで固定して、トレー上へOAタップやケーブル類を載せていく。

昇降式デスクなので、主幹ケーブルには昇降するための余裕を設けることが大切

今回、Sサイズの配線トレーを選択したが、6個口のOAタップを載せただけでもトレーの2/3のスペースを取られた。さらにACアダプターやケーブルを置くとトレースペースのほとんどが埋まってしまった。

天板へのトレー設置スペースに余裕があるようならば、Sサイズ(幅537mm)ではなくLサイズ(幅895mm)の配線トレーを選択したほうが良いだろう。大は小を兼ねるという言葉が相応しい。

配線トレーのおかげでデスク上と下のケーブルが可能な限り収容できた。スッキリサッパリいい気分

まとめ

FLEXISPOTへ取り付けた天板へサンワサプライのケーブル配線トレー【ERDシリーズ専用タイプ】を設置する方法を紹介した。

このタイプの配線トレーは天板側へネジ穴を設ける必要があるが、クランプで固定する配線トレーと比較すると美しくトレーを設置することができる。

こだわりのあるPCデスクをつくりたい人にはぜひチャレンジして欲しい一品だ。

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