近頃、ブログの更新頻度を高くしようと努力しているのだが、口調が固定できない悩みがある。今日は慣れない口調ではあるが、だ・である調で書きたい気分になった。方言や口の悪さがにじみ出ているかもしれないが許して欲しい。
仕事でSurfaceをお供にするようになってから、途端に持ち歩くガジェットが増えた。充電器にケーブル、ディスプレイアダプタ、万が一のときに役に立つモバイルバッテリー。
Surfaceを保有する以前は、スマホ用のモバイルバッテリーと充電用のUSBケーブルしか持ち歩いていなかったので、リュックの適当な小物入れに放り込んでいた。ところが、充電器やアダプタなどなど、モノが増えてリュック内の整理が煩わしくなってきたので、小物収納用のポーチを買うことにした。
Amazonで検索するとガジェット収納に特化したガジェットポーチというものが売っている。そのほかガジェットケース、ガジェットバックなど、類似のネーミングで売られているが、ここではガジェットポーチで統一しよう。
気になる点として、Amazonで並べてみるとどれも安っぽく、無駄にゴツい。そして個性が無いのだ。商品検索ページは黒や灰色のポーチばかりで、眺めているだけで気持ちがどんよりする。一昔前のパソコンバッグのように死んでいる。
その中でも紅一点、目を引くのはアパレルメーカーのポーチだ。ペンギンくりそつブービーバード柄でお馴染みのチャムスのポーチは、ファスナーやファスナー紐といった要所ごとにカラーが異なっており、じっくり観察しても面白く飽きがこない。
しかし、中学生のペンケースのような、こんなにデカいポーチはいらんのだ。もっと小さくて邪魔にならないポーチが欲しいと思って、ふらっと寄った東京ソラマチの雑貨店にラグナーというメーカーのポーチが売っていた。

見た目は渋いが、冴えた青色のタグがこれでもかと、泣いた赤子が抱っこをせがむよう心に突き刺さり、この小柄のポーチを抱きかかえるようにレジへと運んだのだ。
実際は3色のカラー展開があったので少し悩んだ。ダークブルー・オリーブ・ブラックの3色が展示されていたが、選択には時間はかからなかった。オリーブ色!?これは一般的にはカーキじゃないかという心の声が聞こえてくるが、そっとしておこう。
ポーチの全容は上の写真のとおり、正面にサイドポケットがある。後ろ側にもジッパーはないが、サイドポケットがあり細かな収納はここを使うといいだろう。よく使うスマホ用の充電ケーブルをサイドに収納するとすぐに取り出せて便利そうだ。

リュックに入れて持ち歩きたいので、小柄で程よい大きさで選んだラグナーのガジェットポーチだが、そのサイズ感をお伝えしたい。500mlのペットボトルと並べてみた。

ガジェットポーチとしては小柄であることはお分かりいただけるだろうか。自分で写真を撮っていて今更なんだけど、うーむ。サイズ感が分かりにくい。相変わらずブツ撮りが下手で困る。

実際のガジェットを収納したこちらの写真のほうが、サイズ感は伝わりやすいかもしれない。外観では全く想像できないが、開けた瞬間にわかるザ・オタクのポーチだ。
ケーブル類はゴムバンドで固定でき、ディスプレイアダプタのような取り回しの面倒な小物もきちんと固定できる。大型の充電器とバッテリーはポーチ内にポン置きしている。
ポーチ写真の上側にケーブルが見え隠れしているが、ポーチ内部にも小物入れがあり、ケーブル類を収納できる。このカジェットポーチ、小柄のくせしてドラえもんのポケットのごとく、そこら中から収納スポットが現れてくる不思議なポーチだ。

ポーチに収納しているガジェットは大雑把に以下のモノ。
- RAVPower 61W PD/USB-C充電器
- Anker PowerCore 10000 モバイルバッテリー
- Anker PowerLine II USB-C ケーブル (1.8m)
- ICZI Mini DisplayPort → HDMI変換アダプタ
- 中華で買ったUSB-C → Surface Connect変換アダプタ ほか
これだけ収納しても、サイドポケットは使用していないのでまだ余裕がある。USBケーブルをあと3本は収納できそうだ。見た目以上にできるポーチだ。私もそのような人間になりたい。

背面側のマジックテープで固定するサイドポケットには、さらに小さなポケットがある。SDカードや小型の変換アダプタの収納に便利そうだ。

すべてのガジェットを収納した最終形態の写真。普段持ち歩いているモノを余裕をもって収納できた上、まだ緊急時に役立つ保険ガジェットを収納できそうだ。ポーチのサイズもコンパクトなのでリュックやバッグへの収まりも良かった。
このポーチを購入する前は、出張や旅行といったお出かけのシーンに合わせて持っていくガジェットを選んでバッグに放り込んでいたが、工夫して収納しないとかさばるので入れ替えがストレスだった。このポーチを買ってからは、常にこれを持ち歩けばいいだけ。スマホや財布と同類で持ち歩きを習慣化してしまえばストロングな味方だ。
ここで正直に話そう。今までバッグインバッグやポーチの存在自体を小馬鹿に感じていた。なぜならポーチ自体がかさばるし、不必要な物まで持ち歩く必要があるので、結果としては全く身軽でいられないからだ。しかし、今ではポーチの合理さに気づき、あの過去の自分は馬鹿だったなあ、と後悔すら覚えている。そんなカジェットポーチとのピュアな出会いを経験できた。