予約してまで購入したSIGMAのミラーレスカメラ用交換レンズ「SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary」がリコール対象となってしまった。
不具合のアナウンスが出たのは知っていたが、その後、情報収集していなかったこともあり、4月にリコール(新品交換)案内が出たのを今日まで全く知らなかった。
リコールの理由はレンズの経年変化によりゴースト耐性が悪化する可能性があるとのことだが、このような一般ユーザーでは気が付きにくいレンズ特性に関する不具合を、発売から11日後に発表するSIGMAの姿勢は素晴らしいと感じた。
おまけに全数を新品交換すると対応が発表されているので、SIGMAの好感は下がるよりもうなぎ登りという印象だ。
カメラはSONY α7 III とレンズキットのFE 28-70mm F3.5-5.6 OSSの組み合わせで使っていたものの、オートフォーカス時のピントの甘さが気になっていたこと。
加えて、室内のような薄暗いシーンの撮影でシャッタースピードが遅く、手ブレや被写体ブレしてしまったり、ISOが6400や12800などに上がってしまい、思ったよりもいい雰囲気の写真が撮れないことも気になっていた。
10枚撮ったらそのうち良いと思える写真は2-3枚くらいと、自分の下手っぴさも相まって残念写真も多かったのだ。暗さに対する弱みが分かれば、当然明るいレンズが欲しくなってしまう。
そんな中、発売が発表された「SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary」はF2.8通しの大口径レンズながら、従前の同スペックのレンズに比べコンパクトかつ安価という買わない理由がないレンズだった。
9万円という価格は決して安くはないが、それまで購入検討していた10万円を超えるレンズに比べればコスパが良すぎる!ということで早急に予約し、発売日に購入できた。
発売日に購入したので、今回のリコール対象となる初期ロットにあたっている。
新品交換いえども、先にレンズをメーカーに差し出す必要があるので、短い間であったがお付き合いしたレンズとの思いにふけながら、作例を紹介したい。
そんなわけでしばしお別れである。寂しい。